賃上げは「期待」ではなく「限界認識」も生むー「これ以上上がらない」と感じる層が存在【ベースアップ意識調査】

プレスリリース

株式会社コーナーは、ビジネスパーソン1236名を対象に、「ベースアップに関する意識調査」を行いました。その結果、賃上げ後の受け止め方は一様ではなく、「これ以上上がらない」と感じる層が一定数存在することが明らかになっています。

また、賃上げの金額だけでなく、説明の有無や将来見通し、評価への納得度といった要素によって受け止め方に差が見られました。賃上げは金額のみで評価されるものではなく、その背景や伝え方を含めて受け止められている可能性が示されています。

詳細:https://go.corner-inc.co.jp/l/1007322/2026-04-06/6x12d7

調査結果サマリー

・賃上げ後の受け止め方にはばらつきがあり、前向きな受け止め方が見られる一方、「これ以上上がらない」と感じる層が一定数存在

・賃上げに納得していない層では、“限界認識”や転職意向が高い傾向が見られる

・同程度の賃上げ幅でも、理由や将来の見通しなど説明の有無で納得度に差が見られる

主な調査結果

【賃上げによる意識変化】

賃上げ後の意識変化について、「期待が高まった」「仕事への意欲が上がった」といった前向きな変化が見られる一方で、「特に変化はない」や「これ以上上がらないと感じた」とする回答も一定数存在した。賃上げは一様にポジティブに受け止められているわけではなく、受け止め方にばらつきが見られる。

【賃上げ納得度と「諦め」の構造】

賃上げに対する納得度別に意識変化を比較したところ、納得していない層では「これ以上上がらない」と感じる割合が高く、転職を考える割合も高い水準にあった。賃上げが必ずしも前向きな期待につながるとは限らず、納得していない層ではむしろ「これ以上上がらない」といった限界認識が生じている。

【説明有無と納得度の関係】

賃上げ額別に納得度を分析したところ、同程度の賃上げ幅でも、説明の有無によって納得度に差が見られた。説明があった場合には満足度が高く、説明がなかった場合には不満の割合が高い傾向が確認されている。賃上げは金額のみで評価されているわけではないことが示されている。

専門家 解説 コーナー 代表取締役CHRO 門馬貴裕

今回の調査から、働く人は、賃上げを単なる「金額の増減」ではなく、 「自分はどう扱われているのか」「この会社にどう期待していいのか」を読み取るメッセージとして受け取っている可能性が浮かび上がっています。そのため、同じ金額の賃上げであっても、背景や考え方が共有されていなければ、納得感を得られず、企業側の期待がすれ違ってしまいます。今後賃上げ(ベースアップ)の検討において、金額の設計だけでなく、報酬の“意味づけ”と“期待設計”までを丁寧に行うことが重要な取り組みになっていくでしょう。

調査概要

調査タイトル:ベースアップに関する意識調査
調査対象:日本国内で企業に就業中の20〜60代男女
調査期間:2026年2月27日〜3月2日
サンプル数:1236名
調査方法:Webアンケート調査
調査実施機関:株式会社コーナー、株式会社マクロミル


【本調査レポートのダウンロード】

詳細は調査レポートにまとめております。詳細版資料およびデータ提供をご希望の方は、以下よりダウンロードしてください。人事・組織戦略の検討にぜひご活用ください。

ダウンロード:https://go.corner-inc.co.jp/l/1007322/2026-04-06/6x12d7