【2025年5月版】採用コンサルティングとは?サービス15社の紹介と選び方を解説

「優秀な人材がなかなか採用できない」「採用コストが高騰している」「採用した人材がすぐに離職してしまう」――このような採用の悩みを抱える企業は多いのではないでしょうか。
近年、有効求人倍率は高水準で推移しており、企業間での人材獲得競争が一層厳しくなっています。また、働き方の多様化もあいまって、人材の確保はますます難しくなっています。こうした状況下で効果的な採用活動を行うために、多くの企業が「採用コンサルティング」の導入を検討しています。
本記事では、採用コンサルティングの概要から選び方、サービス15社の特徴を解説します。
目次
採用コンサルティングの概要
採用コンサルティングとは
採用コンサルティングとは、企業の人材採用における課題を解決し、採用を成功させるための戦略設計と実行支援を行うサービスです。
単に人材を集めるだけではなく、企業の経営戦略や事業計画に沿った採用戦略の立案から、実際の採用プロセスの改善、採用後のフォローアップまでをサポートします。
少子高齢化による労働人口の減少は、今後ますます深刻になると予測されています。パーソル総合研究所『労働市場の未来推計 2030』によると、2030年には最大約644万人の人材が不足すると言われています。このような環境下で優秀な人材を確保するためには、戦略的な採用活動が不可欠です。
採用コンサルティングと採用代行(RPO)の違い
採用コンサルティングと混同されやすい「採用代行(RPO:Recruitment Process Outsourcing)」ですが、役割と特徴は異なります。
採用コンサルティングの主な役割は採用戦略の設計と提案であり、採用課題の分析、戦略立案、採用ブランディング設計などのサービスを提供します。また、上流工程から実務までを包括的に支援し、中長期的な視点で採用活動全体の改善を目指します。
一方、採用代行(RPO)は採用活動の代行と実務が主な役割であり、求人票作成、スカウト、面接調整、内定者フォローなどの実務的な採用活動を代行し、採用実務の効率化と負担軽減を目的としています。
ただし、最近では境界線が曖昧になってきており、採用コンサルサービスが実務代行も行ったり、RPOサービスが戦略設計にも関わったりするケースが増えています。自社のニーズに合わせて、どこまでのサービスを求めるかを明確にしておくことが重要です。
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採用コンサルティングのサービス内容
採用戦略の設計と計画立案
豊富な採用支援の経験を活かして、企業の事業戦略や中長期計画を踏まえた採用戦略の設計を行います。具体的には、企業の経営計画や事業目標をヒアリングのうえ、組織の現状と課題を洗い出し、理想の組織体制を検討し、そのために必要な人材の要件を定義します。
また、採用市場の動向調査や競合他社の採用状況分析を行い、自社のポジショニングを確認します。こうした情報をもとに、採用数・時期の設定、採用コスト計画、KPIの設定などの具体的な採用計画を策定します。
採用戦略は業界や市場、競合の動向、トレンドなどを踏まえて設計する必要があるため、自社だけで策定するのは困難です。採用のプロであるコンサルタントからサポートを受けることで、実現性のある採用戦略を策定することができます。
採用ブランディング戦略の構築
優秀な人材を獲得するためには、採用市場で自社の魅力を最大限に伝える「採用ブランディング」が重要です。他社事例を踏まえながら、こうした自社の強みや特色を抽出し、従業員インタビューを通じて魅力を言語化します。また、他社との差別化ポイントを明確にし、採用ターゲットを設定してターゲットに響くメッセージを作成するとともに、そうした強みを採用サイトやSNSなどを通じて効果的に発信するための戦略を策定します。
採用プロセス改善と実務支援
専門家としての知見を活かして、選考プロセスの設計や改善を行います。応募者体験(CX)を考慮したプロセス設計や選考ステップの効率化、選考期間の短縮化などを通じて、選考フローを最適化します。
また、面接スキルの向上や評価基準の統一、アンコンシャスバイアス対策などを面接官への研修を通じて支援することもあります。サービスによっては、採用管理システムの導入支援など、選考ツールの導入もサポートします。
こうしたサポートを通じて、選考の歩留まり改善や業務効率化を実現します。
採用後のフォローと定着支援
採用活動のゴールは、優秀な人材の採用だけではなく、その人材が企業に定着し、活躍することです。内定期間中のコミュニケーション計画や内定者イベントの企画などを通じて内定者フォロー戦略を支援します。
また、入社後の研修カリキュラム設計やメンター制度の導入支援、新入社員の評価基準設定などのオンボーディングプログラムの設計をサポートします。さらに、定着率向上のための施策立案や1on1面談の仕組み構築など、早期離職防止のための対策も提案します。
採用コンサルティング導入のメリットとデメリット

メリット
◾️客観的な視点で自社の実態を把握できる
採用コンサルタントは多くの企業の採用支援を経験していることから、業界水準や成功事例と比較しながら、自社の強みや課題を客観的に分析してくれます。
◾️最新の採用市場トレンドを反映できる
採用市場は社会情勢や経済状況、テクノロジーの進化などの影響を受けて常に変化しています。採用コンサルタントは、こうした最新トレンドや市場動向を常にキャッチアップしており、その知見を自社の採用活動に取り入れることができます。
◾️プロの視点による採用戦略の改善
採用コンサルタントは、多くの企業の採用支援を通じて培った知見とノウハウを持っています。プロフェッショナルな視点から、自社の採用戦略の課題を特定し、効果的な改善策を提案してくれます。
◾️自社人事担当者の負担軽減
採用業務は、求人広告の作成、応募者対応、面接調整、選考管理など多岐にわたり、担当者の負担が大きくなりがちです。採用コンサルティングを導入することで、人事担当者の負担を軽減し、より付加価値の高い業務に集中できるようになります。
デメリット
◾️費用がかかる
外部の専門家に業務を依頼するため、コストが発生します。サービス内容や依頼範囲によって費用は大きく異なりますが、特に大手のコンサルティングファームを利用する場合、費用が高額になりやすいため、依頼をする際は予算と依頼する業務範囲などのバランスを検討する必要があります。
◾️社内にノウハウが蓄積されにくい
採用コンサルティングに依存しすぎると、自社内に採用ノウハウが蓄積されず、長期的には自社での採用力強化につながらないケースがあります。そのため、コンサルティングを受けながらも、社内の人事担当者がスキルを習得できる仕組みを整えることが望ましいでしょう。
採用コンサルティングサービスの種類とその違い
採用コンサルティングサービスを選ぶ際には、企業のニーズや課題、予算に合ったサービスが受けられるかが重要です。以下ではコンサルティングサービスのタイプごとに、選び方を解説します。
採用コンサルティングの種類
採用コンサルティングサービスはその提供主体やサービススキームにより、主に以下の2つに分けられます。
◾️複業・フリーランスのプロフェッショナル人材活用サービス
プロフェッショナル人材活用サービスは、企業の課題やニーズに応じて必要な専門知識を持つプロフェッショナル人材を、プロジェクト単位や期間限定で活用するサービスです。
サービスの特徴として、特定の業界や業務に特化した専門知識を持つ人材を柔軟に活用できる点が挙げられます。例えば、エンジニアの採用強化を場合に、IT業界でエンジニアの採用戦略構築経験があるプロフェッショナルに依頼する場合などです。
また、採用戦略設計だけ、採用媒体の選定〜スカウト返信の実務も含めてサポートしてもらうなど、柔軟に依頼ができる点も魅力です。
また、コスト面でもメリットがあり、フルタイムのコンサルティングサービスと比較して低コストで導入できる場合があります。一方で、個人への依頼となることから、多数へのスカウト配信など、マンパワーが必要な業務は不向きなため注意が必要です。
◾️採用コンサルティング会社(法人)によるサービス
採用コンサルティング会社(法人)を利用する場合、法人組織としての体制やリソースを活かした安定的・網羅的なサポートが期待できます。
複数名のチームで稼働するため、急な対応や並行プロジェクトへの対応など、一定規模以上の業務にも柔軟に対応しやすいのが特徴です。特に、スカウト配信や候補者対応、日程調整などのオペレーション業務も委託する場合は、アルバイトや派遣オペレーターを活用した分業体制が整っているため、大量処理が求められる業務を効率的に任せることができます。
また、法人としての運営実績があるため、契約管理や情報セキュリティ、業務遂行の標準化など、一定の品質と信頼性が担保されている点も安心材料です。
一方で、どのような人がコンサルタントとして担当するかは依頼者側で決められない場合も多く、業務の質や柔軟性についてはプロフェッショナル人材に依頼する場合に比べて低くなってしまう可能性もあります。
また、プロフェッショナル人材への委託と比較してコストが割高になる傾向があり、依頼する場合には、費用対効果をしっかり検討したうえで依頼することが必要です。
採用コンサルティングサービスの選び方
採用コンサルティングサービスを選ぶ際のポイント
採用コンサルティングサービスを選ぶ際には、以下の3つの観点が特に重要です。

◾️自社の課題やニーズを明確にしておく
まず、自社が抱える採用上の課題やニーズを具体的に洗い出すことが重要です。例えば、採用戦略の見直し、採用ブランディングの強化、選考時の歩留まり改善など、どの分野で支援を必要としているのかを明確にします。目的を明確にしたら、委託したい業務範囲と想定ボリュームを算出したうえでサービス選定をするようにしましょう。
◾️専門分野や実績を確認する
目的と委託範囲が明確になったら、コンサルタントの専門分野や過去の実績を確認し、同じ業界や規模での成功事例があるかをチェックすることも重要です。依頼先候補に自社の抱える課題解決の実績が豊富な専門家がいるかどうかをしっかりと確認したうえで、サービスを比較検討するとよいでしょう。
◾️サポートや連携・情報共有の体制の内容を確認する
サービスを選ぶ際は、委託する業務内容や専門性に加えて、「自社の任せたい部分までサポートしてくれるのか」「どれくらいの時間と体制で対応してくれるのか」「そのサポート内容は自社の課題解消の観点から適切な内容か」といった実際のサポート体制を確認することが重要です。
また、実際のサポートを受けるにあたっては、委託先とどれだけしっかりとした連携体制が取れるかも重要になります。プロジェクト開始時における情報共有の方法や、担当者・キーパーソンとの定例ミーティングの有無、効果検証・改善をどのように進めるのかなど、具体的な連携内容や体制についてもあわせて確認しておきましょう。
実際のサポートや連携体制によって、提案の精度や成果は大きく変わります。自社のリソースや状況も踏まえて、必要な支援がしっかりと受けられるかという観点を持って選定するとよいでしょう。
以上のポイントを踏まえ、適切にサービスを選ぶことで、採用コンサルティングサービスの効果を最大限に引き出すことができるでしょう。
採用コンサルティングの費用例
契約形態別の特徴と注意点
採用コンサルティングの契約形態にはいくつかのタイプがあり、それぞれに特徴と注意点があります。
◾️月額固定型
<特徴>
毎月一定額を支払うことで、継続的かつ安定したサポートが受けられます。中長期で採用全体を見直したい企業に適しています。月単位での予算計画も立てやすく、PDCAを回しながら改善していく体制を整えやすい点も魅力です。
<注意点>
成果に関係なく月額費用が発生するため、短期間で結果を求める場合や業務ボリュームが少ない場合は、費用対効果が合わないこともあります。また、最低契約期間が設定されているケースもあるため、導入前に確認が必要です。
◾️スポット型
<特徴>
1〜2ヶ月程度など、期間を限定して必要なサービスだけを依頼する形式です。例えば「採用戦略策定」「スカウト配信」「採用広報コンテンツの作成」など、特定の課題解決にフォーカスした支援が可能です。初期費用を抑えたい企業や、まずは部分的な支援を受けてみたい企業に向いています。
<注意点>
継続的なサポートや、状況の変化に合わせた柔軟な対応を受けづらいため、改善効果が一過性にとどまる可能性があります。月額固定型と比べて単価が割高になることもあり、総額ではコストが高くなることもあります。
業務範囲別の料金相場
採用コンサルティングの料金は、業務内容や企業規模、依頼範囲によって大きく異なります。一般的な料金相場を業務範囲別に紹介します。
・戦略設計のみ:30万円〜150万円
・選考フロー設計:30万円〜100万円
・人材要件設定:30万円〜80万円
・評価基準策定:50万円〜120万円
・採用ブランディング:100万円〜300万円
・採用アウトソーシング(RPO):月額5万円〜120万円
・総合的な採用コンサルティング:月額20万円〜100万円
採用コンサルティングサービス15社の比較
ここでは、筆者である株式会社コーナーの視点から、15社をタイプ別に紹介します。
※料金や特徴は記事公開時点(2025年5月)の情報です。最新情報は各社の公式サイトをご確認ください。
複業・フリーランスのプロフェッショナル活用サービス
◆CORNER(株式会社コーナー)

サービスURL
https://www.corner-inc.co.jp/lp/index9.html
特徴
・1万人以上の中から最適なプロ人材に企業の採用課題の解決支援を依頼できるサービス。
・採用戦略の上流設計から実行まで担当できるのが最大の強み。
・エンジニアやCXO採用など難易度の高い採用で結果を出してきた実績多数。
・専任コンサルタントが企業とプロ人材の間に立ち、プロジェクト成功を支援するため、安心した成果が期待できる。
料金
・初期費用0円、月額料金は業務内容により調整
こんな企業におすすめ
自社業界や採用したい職種について豊富な採用知見を持つ即戦力のプロ人材に支援して欲しい企業
・コーナーのサービス資料ダウンロードはこちら
・コーナーへの無料相談・お問い合わせはこちら
◆人事プロパートナーズ(株式会社Hajimari)
サービスURL
https://itpropartners.com/hr/biz
特徴
・8,000人以上のフリーランス人事プロフェッショナルから最適な人材を紹介。
・戦略設計〜実務代行まで、柔軟に依頼が可能。
・多様な業界・フェーズの企業への支援実績が豊富。
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
採用業務の即戦力人材を必要としているが、フルタイムの採用が難しい企業
◆WHOM(株式会社WHOM)
サービスURL
特徴
・採用を強化したい企業とスキルを活かしたいプロのリクルーターを繋ぐマッチングプラットフォーム。
・採用特化人材のみが登録(500名〜)。
・採用戦略立案からダイレクトリクルーティングまで一貫支援。
料金
月額25万円〜
こんな企業におすすめ
採用活動全般をプロに任せ、効率的に人材を確保したい企業
◆複業クラウド(株式会社Another works)
サービスURL
https://cl.aw-anotherworks.com/
特徴
・複業・業務委託特化型マッチングプラットフォーム。
・多様なスキルセットを持つ人材が登録。
・コンサルタントが最適な人材をマッチング。
料金
初期費用10万円、月額59,000円(契約期間24ヶ月の場合)〜
こんな企業におすすめ
特定のプロジェクトや短期間で専門スキルを持つ人材を活用したい企業
採用コンサルティング会社(法人)によるサービス
総合型サービス
◆レジェンダ・コーポレーション株式会社
サービスURL
https://www.leggenda.co.jp/recruitment_support/
特徴
・700社以上、リピート利用率90%以上の採用支援実績。
・採用人材定義、採用活動の刷新、実務代行までトータルサポート。
・RPAや社内ナレッジを活用した効率的な業務体制構築に強み。
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
採用業務の効率化をしながら体制強化をしたい企業
◆ HeaR株式会社
サービスURL
https://www.hear.co.jp/service/recruit-consulting
特徴
・マーケティング思考を取り入れた採用コンサルティング、採用CXを重視。
・採用ブランディングに特化、自社の魅力発掘が得意。
・100社以上の支援実績、IT・メーカー・サービス業などの実績多数。
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
特に採用ブランディングに力を入れたい企業
◆株式会社ネオキャリア
サービスURL
https://www.neo-career.co.jp/services/services-recruitment/
特徴
・累計10,000社以上の導入実績。
・新卒・中途・アルバイト採用まで幅広く対応。
・多様な求人チャネルについて豊富な知見を有する。
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
多様な採用ニーズを持ち、包括的なサポートを求める企業
◆マンパワーグループ株式会社
サービスURL
https://www.manpowergroup.jp/client/serve/employ/lp/
特徴
・50年以上の歴史に裏付けされた豊富な採用支援実績。
・多様な業種・職種について年間5,000人以上の採用を支援。
・戦略設計からエージェントコントロールまで幅広い業務に対応。
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
戦略設計だけでなく実務も支援してほしい企業
◆CASTER BIZ recruiting(株式会社キャスター)
サービスURL
https://recruiting.cast-er.com/service/
特徴
・創業以来、累計500社以上の支援実績。プロフェッショナルなチーム体制でサポート。
・オンラインでの採用コンサルティングサービス。
・採用戦略から応募者対応、採用広報まで幅広く対応。
料金
月額40万円〜
こんな企業におすすめ
複数名体制での手厚いサポートを受けたい企業
◆まるごと人事(マルゴト株式会社)
サービスURL
特徴
・社員中心の体制で採用チームを提供。
・幅広い業種・職種に対応し、最短1ヶ月単位での契約が可能。
・戦略設計から採用実務まで一貫して対応し、面接などのオプション追加も対応。
料金
スカウトのみ25万円〜、フル代行月額45万円〜
こんな企業におすすめ
短期間で採用体制を強化したいベンチャー・成長企業
新卒採用に強みを持つサービス
◆株式会社マイナビ
サービスURL
https://hrd.mynavi.jp/service/service-23731/
特徴
・豊富な新卒採用支援実績。
・日本最大級の新卒採用メディア運営実績に基づく知見。
・戦略設計から、イベント企画、採用ツール導入支援まで対応。
こんな企業におすすめ
最新の学生ニーズに基づく採用支援をしてもらいたい企業
◆株式会社カケハシスカイソリューションズ
サービスURL
https://www.kakehashi-skysol.co.jp/service/newgrad-support/
特徴
・戦略策定からコンテンツ制作、実務代行まで、一連の工程をサポート。
・業種・職種を問わず 延べ10,000社以上の新卒採用を支援。
・DM/スカウトメールの作成・送信、応募者管理、面接設定など、幅広い業務依頼が可能。
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
新卒採用を包括的にサポートしてほしい企業
◆Career Mart(株式会社キャリアマート)
サービスURL
https://www.careermart.co.jp/top/graduaterecruitment_service/
特徴
・年間900社以上の新卒採用支援実績。
・新卒学生の紹介サービスも実施。
・スケジュール作成、スカウト配信代行、説明会・選考の学生対応など、多彩なサービスを提供。
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
新卒採用の業務効率化を図りたいと考えている企業
IT・エンジニア採用に強みを持つサービス
◆TECH HIRE(株式会社トラックレコード)
サービスURL
https://techhire.trackrecords.co.jp/
特徴
・エンジニア・デザイナーなどのデジタル人材採用の総合支援サービス。
・独自のネットワークを活用した人材紹介。
・人事・エンジニア出身者が多数在籍し、戦略設計〜実務まで一気通貫サポート。
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
デジタルクリエイティブ領域の人材を求める企業
◆Roglio(株式会社ログリオ)
サービスURL
特徴
・エンジニア、デザイナーなどプロダクトサイドに特化した採用支援サービス。
・スタートアップから上場企業まで幅広く支援し、入社決定率は80%超え。
・スカウト代行のほか、求人広告運用やエージェント対応まで幅広く対応。
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
IT人材の採用を包括的に支援してほしい企業
採用コンサルティングの活用ポイント
採用コンサルティングを効果的に活用するために、以下のポイントを押さえて活用すると良いでしょう。
目標を明確化し、共有する
採用コンサルティングサービスの活用にあたっては、まず「どんな課題を解決したいのか」の明確な目標設定と共有が重要です。採用における課題を具体的に明確化し、数値目標を含む具体的なゴールを設定します。また、定期的な進捗確認と軌道修正を行うことで、プロジェクトが正しい方向に進んでいるかを確認します。
適切なコミュニケーション体制を構築する
サービスを活用して目標達成を行うには、自社とコンサルタント、双方向の情報共有が欠かせません。定期的なミーティングを実施し、自社の状況や課題を積極的に共有することで、コンサルタントが最適な提案を行いやすくなります。また、コンサルタントの提案に対して建設的なフィードバックを行うことで、より効果的な解決策を見出せます。
そのためには、プロジェクトの責任者と窓口担当者を決め、関連部門との連携体制を構築します。社内での役割分担と作業分担を明確にすることで、スムーズな課題解決ができるでしょう。
社内のノウハウを蓄積できる仕組みを構築する
さらに、ナレッジの内部蓄積も重要なポイントです。コンサルタントの知見やノウハウを社内に取り込む仕組みを作り、段階的な自立化計画を策定します。マニュアルやガイドラインを整備することで、将来的に自社だけでも効果的な採用活動が行えるようになります。
【事例】株式会社コーナーのプロフェッショナル人材活用で採用課題を解消した事例
事例① 急成長スタートアップ企業でセールス6名・エンジニア2名の年間採用目標を達成
課題
・事業拡大に伴い、セールス・エンジニア職を8名採用することになったが、リファラル経由の採用しか経験がなく、外部採用したことがなかった。
・採用ターゲットの要件定義・利用手法の選定から、母集団形成・決定に向けた候補者マネジメントまでを一貫対応できる人材が社内にいなかった。
施策
・スタートアップ・ベンチャー企業で、セールス・エンジニアの採用経験・実績が豊富なプロフェッショナル人材に依頼。
・採用したい人材要件を丁寧にヒアリングし最適な採用媒体を選定、スカウト文面なども細かく調整して送信。
成果
採用難易度が高いエンジニア2名を始めとしてセールス6名の合計8名を採用でき、年間採用目標を達成。
事例② 大手IT企業の採用ブランディング構築をゼロから支援した事例
課題
・新規事業開発に合わせて会社全体のリブランディングを進めており、これを機に採用ブランディングの強化を図りたいと考えていた。
・中途・新卒ともに採用ブランディングの弱さから競合に対する訴求力が不足していたが、自社では採用広報・ブランディングに関するノウハウが不足していた。
施策
・採用における広報PR〜マーケティングの支援経験豊富なプロフェッショナル人材に、サイト・コンテンツ設計、取材〜ライティングまでを一貫して依頼。
・コンテンツ設計にあたっては社長から現場の主要メンバーまでを巻き込み取材を行い、自社の魅力を訴求できるコンテンツを作成。
成果
サイト公開後、応募数が110%アップ。選考時の人材ミスマッチや辞退率も減少し、採用の質・量ともに改善ができた。
事例3:応募者0名から6ヶ月で3名の採用に成功した事例
課題
・エンジニア、バックオフィス、事業開発部門の採用募集をしていたが、母集団形成が難航しており、特定ポジションはエージェント経由でも応募が0件という状況。
・各募集ポジションの採用達成に向けて、採用戦略の抜本的な見直しが必要だった。
施策
・職種が多岐にわたるため、多様な採用チャネル(ダイレクトリクルーティング・求人広告・人材紹介など)の活用経験のあるプロフェッショナル人材にサポートを依頼。
・募集部門の責任者とのミーティングを組み、訴求ポイントの洗い出しや選考フローの改善ポイントをヒアリングした上で、採用要件定義〜媒体選定・運用までの改善を実施。
成果
・半年でエンジニア、バックオフィス、事業開発部門各1名ずつの採用に成功。
・各ポジションの母集団形成ができ、応募者が安定的に確保できるようになった。
まとめ
採用コンサルティングは、自社の採用力を強化するための有効な手段です。しかし、単にコンサルティングサービスに依頼するだけでは十分な効果は得られません。自社の課題を明確にし、適切な採用コンサルティングサービスを選定し、効果的に活用することが重要です。
当社「株式会社コーナー」では、専門知見を持つプロフェッショナル人材に採用戦略設計〜実務代行まで必要な業務を柔軟に委託できます。「採用課題を根本から解決したい」「自社に最適な専門家の採用コンサルティングを受けたい」という企業様は、ぜひ一度お問い合わせください。
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