人事コンサルティングサービス15社を比較!特徴と選び方を徹底解説

企業の成長を支える要素の一つに、人材の適切な活用があります。しかし、人事に関する課題は多岐にわたり、社内だけで解決するのが難しい場合も少なくありません。そこで注目されるのが、外部の専門家に人事課題の解決を支援してもらう人事コンサルティングサービスです。
本記事では、人事コンサルティングの概要やメリット・デメリット、主要なサービスの種類と特徴、選び方のポイント、サービス提供をしている15社をご紹介します。
目次
人事コンサルティングサービスとは?
概要
人事コンサルティングサービスとは、企業が抱える人事関連の課題を、専門的な知識と経験を持つ外部の専門家が支援するサービスです。採用戦略の策定、人事評価制度の構築、組織開発、人材育成など、人事全般にわたる課題解決のサポートを提供します。
人事コンサルティングサービスの主な内容
◾️採用コンサルティング
企業の採用課題を専門家が分析し、最適な解決策を提案・実行するサービスです。具体的には、人材獲得戦略の策定、採用ブランディング、選考フローの見直し、面接官研修などを包括的に支援します。専門家のノウハウを活用することで、採用活動の効率化と質の向上が期待できるほか、内定辞退や早期離職の防止、企業ブランドの強化の効果も期待できます。
また、担当者へのノウハウ共有をしてもらうことで社内の採用力も高まり、自社の長期的な採用力の強化にも繋がります。専門家の視点を取り入れることで、自社の採用体制を根本から強化できる点が、大きなメリットと言えるでしょう。
◾️人事評価制度コンサルティング
公正で納得感のある人事評価制度の設計・運用をサポートするサービスです。企業の事業戦略や人材戦略に基づき、専門的な知見を活かして最適な評価基準・等級制度・報酬制度の構築を支援します。また、制度導入後の運用支援や評価者向け研修など、現場定着を目的としたサポートも行います。
専門家の知見を活用してより自社に最適な人事評価制度の構築ができ、社員の納得感・公平感が高まったり、モチベーションの向上や離職率の低下が期待できる点がコンサルティングサービスを利用する大きな魅力です。さらに、評価と報酬・昇格が連動することで、成果を出す社員が正当に評価される仕組みが構築され、組織全体の生産性向上にもつながります。
◾️組織開発コンサルティング
組織と人の関係性を見直し、持続的に成果を出せる組織づくりを支援するサービスです。具体的には、組織風土改革、エンゲージメント向上施策、DE&I推進、部門間連携の強化、マネジメント層の意識改革など、課題に応じたアプローチで組織全体のパフォーマンス向上を目指します。
外部の専門家の視点を活用することで、社内に根付いている非効率な慣習やボトルネックを可視化・解消し、組織の健全性を高めることができる点が大きなメリットです。
結果として、社員の自律性や協働性が高まり、イノベーションが生まれやすい組織風土の醸成が期待できます。
◾️人材育成・教育コンサルティング
企業の事業戦略に即した人材育成の全体設計から、具体的な研修プログラムの設計・実施までを支援するサービスです。OJT/Off-JTのバランス設計、等級や職種に応じた階層別研修、次世代リーダーの育成プログラム構築など、最適な育成体系を構築します。
専門家の知見を活かして企業の事業戦略に沿った育成体系を構築することができることが大きなメリットです。事業戦略に沿って従業員のスキル向上を行うことができるようになるため、従業員のポテンシャルを最大限に引き出すことが可能になります。
また、育成体系が整うことで社員のキャリアビジョンが明確になり、離職防止やエンゲージメントの向上の効果も見込めるでしょう。
人事コンサルティングサービスを活用するメリット

◾️ 専門的な知識と経験の活用
経験豊富な専門家から最新の知識や豊富な経験に基づくアドバイスを受けることで、社内では得られない高度な戦略や手法を取り入れることができ、最適な人事施策を実現できます。
また、知見のある人材を社員として採用する場合は採用までに時間がかかる可能性がある一方で、コンサルティングサービスを利用すれば必要なタイミングで専門的な知見を活用することが可能です。さらに、人事制度改定プロジェクトなど、一定の期間のみ専門知見が必要な場合に必要な期間だけ柔軟に依頼できる点も魅力です。
◾️ 客観的な視点からの課題分析
外部の専門家の視点を取り入れることで、社内では気づきにくい課題や改善点を明確にし、適切な対策を講じることができます。第三者の客観的な分析により、組織の現状を正確に把握し、効果的な改善策を導入できます。
◾️ 最新の人事トレンドや手法の導入
日々専門領域の情報のキャッチアップを行っている専門家に依頼することで、人事領域のトレンドや最新の知見に基づいた施策を実施することができます。
◾️社内のリソースを効率的に活用できる
専門家に業務を委託することで、社内の人事担当者は自社で対応すべき業務に集中でき、全体の業務効率が向上します。その結果、限られたリソースを有効活用でき、組織全体の生産性を高めることができます。
人事コンサルティングサービスを活用するデメリット
◾️コストがかかる
人事コンサルティングサービスを利用する場合、その分費用が発生します。特に大手のコンサルティングファームを利用する場合、費用が高額になりやすいため、依頼をする際は予算と依頼する業務範囲などのバランスを検討する必要があります。
◾️ 社内にノウハウが蓄積されにくい
コンサルティング会社に依存しすぎると、社内に人事制度の構築・運用に関する知識が蓄積されず、長期的には自社での運用が困難になる可能性があります。そのため、コンサルティングを受けながらも、社内の人事担当者がスキルを習得できる仕組みを整えることが望ましいでしょう。
人事コンサルティングサービスの主な種類と特徴
人事コンサルティングサービスを選ぶ際には、企業のニーズや課題、予算に合ったサービスが受けられるかが重要です。以下では、人事コンサルティングサービスの主な種類とその特徴を詳しく解説します。
◾️ 複業・フリーランスのプロフェッショナル人材活用したコンサルティングサービス
企業の課題やニーズに応じて必要な専門知識を持つプロフェッショナル人材を、プロジェクト単位や期間限定で活用するサービスです。
特定の業界や分野で高い専門性を持つプロフェッショナル人材がを柔軟に活用できる点が魅力です。ただし、個人との契約となるため、信頼性や継続性の確保が課題となる場合があります。
一方で、継続的な契約関係の安定性や業務の属人化リスク、フリーランス側の業務管理に注意が必要なため、そこもサポートしてくれるサービスを選ぶとよいでしょう。
◾️外資系コンサルティングサービス
グローバルな視点と豊富な経験を活かし、人事戦略の策定や組織改革を支援します。グローバル視点での最新の人事トレンドやベストプラクティスを取り入れた提案が期待でき、特に海外展開を視野に入れている企業にとって有益です。
一方で、依頼費用が高額になる傾向があり、自社の予算やニーズに合致するか、費用対効果をしっかりと検討したうえで依頼することが必要です。
◾️総合系コンサルティングサービス
人事領域だけでなく、経営戦略、財務、ITなど多岐にわたる分野でのコンサルティングを依頼できるサービスです。企業の業務について部門横断的に抱括的な支援を受けることができるのが魅力です。
一方で、サービス会社によって強みのある分野が異なるため、自社の課題解決に必要な人事領域のノウハウを持っているか、過去の実績を含めて確認してサービスを選ぶ必要があるでしょう。
◾️ 人材育成・組織開発系コンサルティングサービス
人材育成や組織開発に特化し、社員の能力向上や組織の活性化を目的とした支援を行うサービスです。従業員のエンゲージメント向上や離職率の低減、人材育成について専門的なサポートを受けることができます。
サービスを選ぶ際は、企業の成長段階や課題に応じて、適切なプログラムを提供できるサービスを選ぶとよいでしょう。
◾️ 領域特化型コンサルティングサービス
採用や人事評価制度構築など、人事の特定領域に特化したコンサルティングサービスです。その専門性を活かして採用戦略の策定、人事評価制度の構築、報酬制度の設計など、特定の課題解決に焦点を当てた支援を行います。
人事コンサルティング会社の選び方

人事コンサルティングサービスには多様な種類が存在し、それぞれに特徴があります。
自社の課題解決に最適なサービスに依頼するために、以下のポイントを踏まえて選ぶと良いでしょう。
◾️ 自社の課題やニーズを明確にしておく
まず、自社が抱える人事上の課題やニーズを具体的に洗い出すことが重要です。例えば、採用戦略の見直し、人材育成の強化、人事評価制度の見直しなど、どの分野で支援を必要としているのかを明確にします。目的を明確にしたら、委託したい業務範囲と想定ボリュームを算出したうえでサービス選定をするようにしましょう。
◾️ 専門分野や実績を確認する
目的と委託範囲が明確になったら、コンサルタントの専門分野や過去の実績を確認し、同じ業界や規模での成功事例があるかをチェックすることも重要です。依頼先候補に自社の抱える課題解決の実績が豊富な専門家がいるかどうかをしっかりと確認したうえで、サービスを比較検討するとよいでしょう。
◾️ 提供サービスやサポート体制を確認する
契約前に、支援内容、導入後の自社と依頼先の役割分担について確認し、スムーズに業務が進められるかを確認します。
◾️ 進捗共有や自社の情報インプット方法を確認する
人事コンサルティングの成果を最大限に引き出すためには、コンサルタントとの連携体制が非常に重要になります。
特に、自社の企業文化、事業戦略、人事制度の背景や過去の取り組みなど、コンサルタントが前提とするべき情報が十分に共有されていない場合、提案内容が自社の現実にフィットせず、効果が限定的になることがあります。そのため、プロジェクト開始時にバイネームでの担当者共有や、キーパーソンとの定例ミーティング機会はもちろん、KGI/KPIの設計、細かいPDCAを回しながら、しっかりと自社情報のインプットを行ってもらえるかどうかを確認したうえでサービスを選定するようにしましょう。
以上のポイントを踏まえ、適切にサービスを選ぶことで、人事コンサルティングサービスの効果を最大限に引き出すことができるでしょう。
人事コンサルティングサービス15社の比較
ここでは、筆者である株式会社コーナーの視点から、15社をタイプ別に紹介します。
※料金や特徴は記事公開時点(2025年4月)の情報です。最新情報は各社の公式サイトをご確認ください。
フリーランス・複業プロフェッショナル人材活用サービス
◆株式会社コーナー
サービスURL
https://www.corner-inc.co.jp/lp/index1.html
特徴
・1万人以上の登録者から最適なプロ人材に人事制度設計支援を依頼できるサービス
・人事戦略の構築から人事制度構築・運用、人材・組織開発まで幅広く対応
・専任コンサルタントが企業とプロ人材の間に立ち、プロジェクト成功を支援するため、安心した成果が期待できる
料金
初期費用0円、月額料金は業務内容により調整
こんな企業におすすめ
自社業界や状況について豊富な知見を持つ即戦力のプロ人材に支援して欲しい企業
・コーナーのサービス資料ダウンロードはこちら
・コーナーへの無料相談・お問い合わせはこちら
◆人事プロパートナーズ(株式会社Hajimari)
サービスURL
https://itpropartners.com/hr/biz
特徴
・8,000人以上のフリーランス人事プロフェッショナルから最適な人材を紹介
・幅広い人課題に対応
・多様な業界・フェーズの企業への支援実績が豊富
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
人事課題に対して即戦力人材を一時的に必要としている企業
◆コンサルフリー(株式会社SowLab)
サービスURL
https://consulfree.com/company/
特徴
・組織人事を始めとした様々なフリーランスコンサルタント特化型プロ人材検索サービス
・フレキシブルな契約形態でコンサル人材の活用が可能
・メーカー・情報通信(IT)業界の知見が豊富
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
コンサルタント人材をフレキシブルに活用したい企業
外資系コンサルティングサービス
◆マーサージャパン株式会社
サービスURL
特徴
・国内外の豊富な実績に基づくグローバルな知見を活用した支援
・デジタルツールを活用した効率的な課題解決を実現
・人材戦略や組織開発のほか、退職金制度設計などの賃金制度設計にも対応
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
グローバルな視点で組織改革を進めたい企業
◆ボストンコンサルティンググループ
サービスURL
https://www.bcg.com/ja-jp/capabilities/people-strategy/overview
特徴
・人事戦略から経営全般にわたるコンサルティングを提供
・デジタルトランスフォーメーションを伴う人事改革支援に強み
・国内外の知見を活かした支援
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
人事領域のDX推進をしたい大手企業
◆アクセンチュア株式会社
サービスURL
https://www.accenture.com/jp-ja/services/talent-organization-human-potential-index
特徴
・グローバルな視点での支援が可能
・最新のデジタル技術を活用したコンサルティング
・多国籍企業の人事課題解決に強みを持つ
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
グローバル企業や、デジタル技術を活用した人事改革を目指す企業
◆アビームコンサルティング株式会社
サービスURL
https://www.abeam.com/jp/ja/expertise/sl005/
特徴
・日本発グローバルコンサルティングファームとして日本企業にあわせた支援が可能
・人事制度設計からタレントマネジメントまで包括的に支援
・アジアを中心に国内外おける豊富な経験と知見に強み
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
アジアを中心とした海外進出を見据えて人事戦略強化を目指す企業
総合系コンサルティングサービス
◆株式会社リブ・コンサルティング
サービスURL
特徴
・事業開発人材の育成に強み
・人事制度構築から採用・人材育成まで一気通貫で対応
・人事制度だけでなく、企業の経営課題に包括的に支援可能
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
人事領域だけでなく経営課題の解決までトータルでサポートしてもらいたい企業
◆株式会社タナベコンサルティンググループ
サービスURL
https://www.tanabeconsulting.co.jp/
特徴
・創業65年以上の歴史を持つ日本の経営コンサルティングのパイオニア
・全国10地域に事業所を展開し、17,000社以上のコンサルティング実績
・人事制度構築や人材育成、組織活性化など、企業の課題をトータルでサポート
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
中堅・中小企業で、人事制度の構築や組織改革、人材育成など包括的な支援を求める企業
◆デロイトトーマツグループ(デロイト トーマツ グループ )
サービスURL
https://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/human-capital/solutions/hcm/human-capital.html
特徴
・大手企業向けの高度な人事コンサルティングの実績が豊富
・グローバルネットワークを活用した最新の知見と手法によるコンサルティング
・経営層や人事関係者などへの評価者研修をはじめ、運用後サポートも提供
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
大規模な組織変革や高度な人事戦略の導入を検討している大手企業
人材育成・組織開発系コンサルティングサービス
◆株式会社リクルートマネジメントソリューションズ
サービスURL
https://www.recruit-ms.co.jp/service/
特徴
・人材育成とエンゲージメント向上などの組織開発をトータルサポート
・科学的アプローチに基づく評価・研修プログラムの提供
・多様な業界・企業規模への豊富な支援実績
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
人材育成と組織力強化を包括的に進めていきたい企業
◆株式会社パーソル総合研究所
サービスURL
https://rc.persol-group.co.jp/
特徴
・創業30年以上、21,000社以上の支援実績
・幅広い階層に向けた研修プログラムを提供
・eラーニングや学習管理システムなどのラーニングプラットフォーム導入支援も対応
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
様々なコンテンツを使って効率的に人材育成を行いたい企業
◆株式会社ブレインパートナー
サービスURL
https://www.brainpartner.co.jp/
特徴
・経営幹部育成研修やマネジメント強化研修など豊富な人材開発コンテンツ
・ロールプレイング等を通じた実践的な研修
・企業の成長段階に応じてカスタマイズした人材育成プログラムの設計が可能
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
経営幹部や管理職のスキルアップを図りたい企業
領域特化型コンサルティングサービス
◆株式会社あしたのチーム
サービスURL
特徴
・人事制度の構築から運用までをトータルサポート
・クラウド型人事評価システム「あしたのクラウド®︎ HR」を提供し、評価業務の効率化を実現
・導入企業は4,000社以上の実績
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
人事評価制度の導入や運用効率化を目指す企業
◆株式会社人材研究所
サービスURL
https://jinzai-kenkyusho.co.jp/
特徴
・採用戦略設計から面接官トレーニング、リクルーターなど実務まで伴走支援
・実績豊富な専門家が企業ごとに最適な手法を提案
・採用活動のほか人材育成などにも対応
料金
要問い合わせ
こんな企業におすすめ
実務も含めた採用活動にトータルで支援してほしい企業
株式会社コーナーのプロフェッショナル人材活用事例
事例① コンサルティング企業の管理職の育成体系を構築した事例
企業概要
・業界: コンサルティング業
・規模: 約200名
課題
・部長級の従業員の業務負担が重く、部下のフォローアップまで意識できない状態になっていた。
・組織改編による部長になってから日が浅い者も多く、全社的な視座や中長期を見据えて業務を考える視点が育っていないことが課題だった。
・研修を実施していたが、一過性のものになっており、日常業務への落とし込みができていなかった。
施策
・延べ1万人を超えるキャリアカウンセリングの経験があり、管理職層へのキャリアコーチングの知見が豊富な専門家に支援を依頼。
・研修実施後、日常業務への定着を図るため、研修とあわせて管理職一人一人と1on1のコーチングを実施。
成果
・1on1コーチングにより研修内容を行動へと定着させた結果、管理職層が中長期で物事を考えられるようになり、積極的に改善提案をするようになった。
・プロのコーチングを受けることで、管理職層の視座や視点が引き上がり、部下からマネジメントについての評価も上がった。
事例② 戦略的なタレントマネジメントを行うための人事データ基盤構築を支援した事例
企業概要
・業界: 広告・メディア業
・規模: 約2,000名
課題
・創業から数十年間、人事データを蓄積しておらず、異動配置は経営層や管理職の主観で決定しており、適切な人材配置が実現できていなかった。
・従業員が能力を十分に発揮できる環境を整えるため、データを活用したタレントマネジメントを行いたいが、自社に人事データの基盤構築・活用についてのノウハウがなく、整備が進んでいなかった。
施策
・数千人規模の企業でタレントマネジメントの仕組みを構築したことがある専門家に支援を依頼
・経験を活かして、経営層や関係者にヒアリングを行いながら、データ基盤構築のためのスケジュール、データ活用戦略の設計から運用に至るまでプロジェクトをリード
成果
・3ヶ月で人事データ基盤構築を完了し、人材配置の検討に活用できる状態に。
・今回構築した人事データを管理職育成やサクセッションなど他の施策に展開を検討しており、データに基づいた人事戦略が策定できる体制を整えることができた。
事例③ 外部の専門家の知見を活用し実効性あるサクセッションプランの策定を実現した事例
企業概要
・業界: 製造業
・規模: 約3,000名
課題
・予定している経営層の交代に備えてサクセッションプランの検討を進めていた。
・具体的なアセスメント方法や幹部育成計画を作り上げていくためのアイデアやノウハウが不足していた。
施策
・大手メーカーで実際にサクセッションプランの立案経験がある専門家に依頼。
・専門家がその経験を活かして企業の目指したい姿を丁寧にキャッチアップし、具体的な人材要件の定義から役員の選定プロセスまでの育成プラン策定を推進。
成果
・企業の歴史や文化を反映した、納得感のあるサクセッションプランの作成を実現。
・人材発掘から具体的な育成プランまで具体的に言語化することにより、公平で客観的なプロセスで経営幹部育成を進められるようになった。
まとめ
人事コンサルティングサービスの活用は、企業が直面する多様な人事課題を専門的な視点から分析し、解決するのに効果的な手段です。一方で、 人事コンサルティングサービスの効果を最大化するためには、自社の課題やニーズに適したコンサルティング会社を選定することが必要不可欠です。自社が抱える人事上の課題を明確にし、それに対応できる専門性や実績を持つコンサルティング会社をしっかりと見極めたうえで依頼するとよいでしょう。
株式会社コーナーでは、専門知見を持つプロフェッショナル人材に自社のニーズに合わせた人事コンサルティング業務を柔軟に委託できます。「自社の人事課題をプロの知見を活用して効率的に解決したい」という企業様は、ぜひ一度お問い合わせください。
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